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中原 康明
JAERI-M 85-116, 259 Pages, 1985/08
昭和59年度における原子炉工学部の研究活動状況をとりまとめた。原子炉工学部の研究は、多目的高温ガス炉の開発、核融合炉の開発、及び動燃事業団による液体金属冷却高速増殖炉の開発に密接に関連するものが多い。核データと群定数、炉理論とコード開発、積分実験と解析、核融合ニュートロニクス、遮蔽、原子炉計装、炉制御と異常診断、保障措置技術、及び炉物理に関する研究委員会活動の各分野にわたり当該年度に得た多くの成果を述べている。
古川 和男
原子力工業, 24(1), p.9 - 26, 1977/01
我々は、より「合理的」な発電炉を必要としている。その意味する所は、下記の諸側面であるが、それらに対しMSBRは最もよく適合しているといえるであろう。(1)安全面:工学的安全性、環境安全性のみでなく、社会的安全性すなわち核拡散防止性。(2)資源面:Th利用増殖炉。(3)技術的合理性:機械的な炉を化学的なものへ草新し連続再処理可能。(4)応用性、発展性:Actinoid消滅炉、トリチウム生産炉、核融合炉ブランケット、ハイブリット炉などへの発展性。(5)理論的合理性:典型的なイオン性液体からなるため、物理化学的予測がよく成立し、R&Dは今後とも極めて見通しよく進められる。これらの解説を行った上で、各国の状況および我が国の対応の仕方についての試案を提示したものである。
迫 淳; 森 茂; 井上 堅司; 大和 春海*; 太田 充; 平岡 徹; 佐野川 好母; 土井 健治; 菱沼 章道; 奥田 重雄; et al.
日本原子力学会誌, 15(11), p.712 - 758, 1973/11
先に日本原子力学会の研究専門委員会でまとめた報告書を要約したものであって、核融合炉ブランケットの機能を果たすために選ばれている固体、液体および気体物質について、その使命、考えられる物質、それらの特徴比較、特に諸材料間の共存性について今後解決されるべき問題点を中心に概説したものである。